コルテクネ WUDガイドライン

WUD (Web Universal  Design)とは

Webサービスをできる限り多くの利用者が使いやすいようにユーザーインターフェースをデザインすることを言います。このデザインには、見た目だけでなく設計や操作性なども含まれます。

Webサービスでは利用者が情報を取得する際に、必ず利用者と情報の間に機械を介します。この点が印刷物などからの情報取得との大きな違いであるため、Webにフォーカスしたユニバーサルデザインが必要であると考えました。

WUD ガイドラインの策定目的

コルテクネはWeb開発に「サービスデザイン思考」を取り入れています。
ユーザーインターフェイスをデザインする際に、利用者の特性を制限することがあっては望ましくありません。例えば、高齢者が見ることのない、若年層を対象としたWebサービスの場合でも、色覚障がいには配慮する必要があります。
利用者(人間)中心に考えるユーザーインターフェースをデザインため、私たちは「ユニバーサルデザイン」、「メディア・ユニバーサル・デザイン」の概念を取り入れ、年齢や障がいの有無、環境などの配慮対象を広げることで、出来る限り多くの人が使いやすいユーザーインターフェースをデザインします。
コルテクネでは、ユニバーサルデザイン・メディアユニバーサルデザイン・ウェブアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3:2016」を取り入れて、独自のWebユニバーサルデザイン(WUD)のガイドラインを策定しました。

Webアプリケーション開発

サービスデザイン思考を取り入れたWeb開発におけるUI/UXデザイン

コルテクネWUD 5原則

  1. アクセシビリティ accessibility (利用状況への配慮)
    - 必要な情報へのアクセスと目的達成への有効性

    まず第一に、様々な環境下でWebサービスを利用することを想定した配慮が必要と考えます。 例えば、アクセスするデバイスは、パソコン、スマートフォン、タブレットなどがあり、利用者が選べる必要があります。また、操作方法としてマウス操作やタッチ操作が一般的ですが、キーボードのみでの操作、画面の読み上げソフトなどの支援ソフトの利用も必要な場合があります。

  2. ビジビリティ visibility (視認性への配慮)
    - 情報を取得できるための文字や色、配色デザイン

    利用者が正しく情報を得るためだけではなく、情報を得やすくするためには、視認性を高くする必要があると考えてます。
    視認性が低いと読み間違えや文字そのものを読むことが出来ず、利用者に正しく情報が伝わらないといった問題が起こり得ます。
    視認性に関わる要素には、文字サイズやフォントの種類、色のコントラスト比や隣り合わせの配色、背景色と文字カラーの配色などがあります。色覚異常や白内障の方への配慮も必要です。多くの利用者にとっての視認性が高めることで、情報を正確に伝えやすくなります。

  3. ユーザビリティ usability (操作性への配慮)
    - 迷わず目的を達成するための直感的で快適な操作

    ここでのユーザビリティは、Webという空間において、迷わず目的を達成するための直感的で快適な操作性にフォーカスします。ユーザビリティが低いと利用者の目的達成を困難にし、ストレスを感じる上にWebサービスからの離脱に繋がります。 ユーザビリティを高めるために、Webに不慣れな利用者や高齢者、キーボード操作や画面読み上げソフトの利用者などを含め、できる限り多くの利用者にとって使いやすい操作性への配慮が必要であると考えます。

  4. リテラシー literacy(表記への配慮)
    - 情報が正しく伝わるための表現及び表記

    情報は利用者に「正しく伝わる」ことが大切です。 利用者に正しく情報が伝わらないと、利用者の行動に迷いが生じたり、適切な行動が取れないなどの弊害が起こるためです。
    例えば、Webサービス内のボタンの表記において、「削除する」「破棄する」などの類似語を混在させない、利用者に行動を促すボタンの表記は、「はい」ではなく「削除する」、「保存する」などの具体的な動作を表記するなどです。

  5. デザイン design(魅力的なデザイン)
    - 利用者の情緒に訴え、共感するデザイン

    「ユニバーサルデザインへの配慮」と「デザイン性」は共存できると考えます。 「ユニバーサルデザインへの配慮」だけに偏り「デザイン性」が落ちてしまっては、サービスの魅力が利用者に伝わりません。
    「ユニバーサルデザインへの配慮」という条件のもと、いかに「利用者の情緒に訴え、共感するデザイン」にできるかを重視しています。

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